2020年に発売が開始され2025年現在、早くも5周年となるデジモンカードですが、あまり人気にではないように思ます。
ですが、まだまだ新弾は登場していますし、終わる気配は感じません。
デジモンカードは過疎ってオワコンに感じるのに、まだ続いている理由を考えてみます。
説その1「思っている以上に売上は健在」
店頭の扱いも少ないし、話題にもなっていないデジカは一見すると、売れていなそうですが、業界で有名な池っち店長のポストによると、デジカは2023年の売上では全然売れているようです。
当時のTCG市場の売上ランキングだと12位とのことで、TOP10入りはしていませんがそれでも年商12億円はあるようなので、細く長くやる体力あるのかもしれません。
#トレーディングカードゲーム 業界情報
1年に一度の総決算。
2023年度期(2023年4月から2024年3月末までの1年間)の売上1位~15位を発表し、業界全体の動向などを取りまとめました。
お時間のある時にお楽しみ下さい。
(データは全てメディアクリエイト様のものを元にしています) pic.twitter.com/qd78ISLph1— 池っち店長 (@ikettitencho) April 20, 2024
説その2「ニッチのファンだけで市場が成立している」
すでに黒字で、これ以上無駄に規模の拡大を考えていない可能性もありそうです。
現時点のコアファン層だけでも黒字になるほどの売上は確保できているので、下手に市場拡大を狙わず細々とコア層向けにやっているということです。
確かにこの可能性はありそうですが、それでも知名度やアニメやゲームの新作状況から見ても、もっと積極策に出ても良い気もしますが..。
説その3「すでに赤字だがIPのために継続中」
お察しの通り不人気コンテンツなので、すでに売上もオワコンになってきているが、デジモンというIPを守るためにTCG展開は続けている。という説です。
これもあり得ない話ではないと思いますが、それでも大赤字になっていたとしたら、これ以上続ける理由も薄いので、赤字だとしても限りなく黒字に近いラインでは展開できているか、今後まだまだ回復する兆候にあるのか、いずれにせよ、市場価値といてはまだまだ健在の可能性の方が高いと予測できます。
「売れていないから終わる」とは限らないTCGの世界
メーカー側からすると、問屋に売れた時点で売上は確定するので、売れ行きと売上は意味が違います。
売れ行きが悪くても、市場に出回った時点でメーカーは完売したことになり売上になります。
しかし売れ行きが悪いと、問屋は赤字となり、ユーザーとしても売れていないというイメージを抱きます。
一見、人気がない、売れていないように見えても、売上は出ている可能性もあるし、在庫が余っていてもメーカーは黒字(問屋は赤字)ということもあるわけです。
売れていなくても、IP(原作)をPRする一貫で続くコンテンツもあるし、今後TCGでさらなる展開をしていく準備中ということもあります。
デジモンは、大人向けの新作アニメを作ってたりしますが、次回はもしかしたらデジモンカード自体をアニメコンテンツにしたりと、展開していく可能性もあります。
売れてないから即時撤退というわけでもないのが実体です。
まとめ
デジモンカードがオワコンなのに終わらない理由としては、そもそもオワコンではない。
売れていないようで実は黒字の可能性がある。
デジモンの原作の宣伝効果もあるので続ける価値がある。
今後、まだまだデジモン市場は伸びていく見込みが高い。
などの理由が考えられます。
5年経ってもまだまだ新弾が出続けているので、全然まだ体力はありそうですが、急に終了してしまうのもTCGなので、最後のラッシュという可能性もあります。
結局は、どっちの可能性もありそうですが、まだまだ伸びていく可能性はある作品だけに、10周年を目指してデジモンカードも続けて欲しいですね☺️