2024年はついに名探偵コナンもトレカ市場に参戦です。5月4日にコナンの初TCGが発売されます。
初版ではスターターデッキ「江戸川コナン」と、ブースター「探偵たちの切札」が同時発売されます。
切札と書いて”ジョーカー”と読みます。
(名探偵コナンTCG公式HPより引用)
コナンはTCGで成功することはできるのか?
二匹目のドジョウを狙うコナンですが、ワンピースに続くことはできるのか考えていきます。
まず、ワンピースカードが成功した理由について、前回自分なりに分析してみました。
前回の記事はこちら
ワンピースカードが成功した理由
ワンピカード成功の理由をいくつか考えたら大きく以下のような点が上がりました。
・カード自体が面白い
・素人も玄人も楽しめる
・ネタ切れにならない
・次回作(新弾)に常に期待感がある
・コレクション性の高い女性カード
この中で、カード自体が面白いという理由は今のところ何とも言えないので、とりあえずカードはある程度面白いのだろうという前提で話を進めていきます。
コナンの場合は、映画が毎年アホほどヒットするので、原作人気、知名度ともにワンピースには劣っていないはずです。
しかし問題点を上げるとすると、ワンピースに比べキャクターが少ないという点があります。
登場するキャラもメインキャラ以外は基本1話完結の使い捨てキャラばかりなので、主要キャラクターというのは実はそう多くはありません。
さらに不安要素としては、〇〇編の概念もワンピースのように区分することが難しいです。そのあたりは1話完結の厳しいところですね。
冷静に考えると、1話完結であるということがネックになってきそうな気もします。
最大のコンテンツである映画をネタにするのでは?
とりあえず、最初の1発、2発というのは作れるとは思いますが、ブースターの新弾を出すにしてもワンピほどネタがないので難しそうです。
そこで、ネタになりそうなのが毎年やっている映画ですね。しかも映画は近年はとくに毎年トレンドに入るほどの人気っぷりです。
おそらく映画〇〇のタイトルでブースターは出すような気がします。
あるいは、「黒の組織編」みたいな感じでスターターデッキを出すのかもしれません。
女子キャラの不足
近年のトレカヒット商材にはカワイイ女の子キャラが付きものです。
遊戯王もギャル化、ポケカも圧倒的に女性トレーナーカードが人気で、ワンピカードも例外なくその傾向にあります。
そんな中で、コナンに登場する女性キャラといえば、蘭姉ちゃん、灰原さん、その子、あゆみちゃん・・
あとは敵組織に数人、英語の先生とかそのあたりくらいしかいません。
美女カード狙いにしても、圧倒的に人材不足ではありますね...。
まとめ
総括すると、キャラ不足でネタ切れが早そうで、キャラ不足で女性キャラカードの高騰化もなさそうなので、結局キャラ不足が最大の敗因になりそうな予感がします。
ワンピカードは初っ端からスターター4弾+ブースターと強気に出て、初回から売り切れ続出でしたが、コナンの今回の売り方的にもそこまで一気に人口が増える見込みもなさそうです。
すでにワンピもポケカもそれなりに流行っている時点で、わざわざ新しい商材へ移るユーザーがいるのかも疑問です。
と、普通に考えると厳しそうなんですが、今のトレカ人口も考慮すると、全体のトレカプレイヤーがかなり多いので、新しく出るメジャータイトルというだけで一定数のユーザーが参入し、結果カードゲームとしての完成度も高ければ意外と勢いに乗って人気爆発!なんてことも普通にありえますね。
既存の人気トレカと比較して、何が足りないのかは作る前段階である程度は見える部分なので、キャラ不足をゲーム性で補うのか、はたまた別の切り口を用意しているのか、どう動かしていくのか非常に楽しみですね。
結局、売れるかどうかは発売されないと分からないところですが、普通に考えたら可もなく不可もなしという定位置で落ち着いてしまうのではないでしょうかね。
第一弾だけ売って終わってしまわないと良いのですが..。
いずれにせよ、発売後の動きが今から楽しみな今年のビックタイトルです。