てくてくエンジェルとは?
てくてくエンジェルは、ハドソンが1997年12月に発売した液晶玩具シリーズ。
当時流行っていた万歩計機能を備ており、実際に歩く歩数がモンスターの育成に影響する仕組みになっている。
同時期に発売された万歩計機能を搭載した液晶玩具は「ドラクエあるくんです」「ポケットピカチュウ」「ヨーカイザー」などがある。
運動不足解消に遊び心を付け足そうというアイデアから生まれたらしい。
たまごっちのような大ブームになったわけではないが、売上個数を10年ほどでコツコツ伸ばして累計250万個を売上ている。
てくてくエンジェルの種類
てくてくエンジェルは、1997年に発売した第一弾を無印として、2000年頃に続編となる「てくてくエンジェルDue」を発売しています。
さらに2006年にDSソフト『DSてくてく日記』を発売しています。
液晶玩具のシリーズとしては第二弾までしか登場していません。
てくてくエンジェルDueは、プロ野球球団や食品メーカーとのコラボバージョンも発売されました。
ジャイアンツVer
阪神Ver
なっちゃんVer
今現在の価格は?
てくてくエンジェルは数が多く出たこともあり、2025年現在でも1,000円前後で売られています。
一部の限定モデルなどは、プレミア値になっている物もあります。
ペコちゃん(不二家 ver.) は約5,000円
携帯ゲーム育成散歩計 てくてくエンジェル Due お散歩ペコちゃん(不二家 ver.)
てくてくエンジェルはなぜ成功したのか?
てくてくエンジェルは、同時期に発売した類似玩具ヨーカイザーと比較すると、数字的には圧倒的に成功しています。
てくてくエンジェルが成功した理由としては、万歩計機能を全面に出しているところにあるのかもしれません。
ヨーカイザーは、万歩計よりも妖怪図鑑コンプのゲーム要素の方が強めですが、てくてくエンジェルは健康志向強めで、当時のハドソンの人が運動不足解消のために作っているようで、ゲーム要素はおまけ程度だというのも良かったのかもしれません。
デザインも当時の万歩計っぽい感じなので、デジモンたまごっちの続編というよりかは、万歩計のオシャレ版程度の位置づけだったのかもしれません。
逆にゲームに寄せなかったのが成功の理由だったのかもしれません。
てくてくエンジェルの新作は出る?
現状は、てくてくエンジェルの新しいモデルの発売情報はありませんでした。
販売元のハドソン自体が現在はコナミに吸収されてしまっているので、出るとすればコナミから出る可能性はありそうです。
デジモンやたまごっちのようにリメイク版が出る可能性はあるかもしれません。
しかし、てくてくエンジェルは、デジモンのように凄く人気で売れたというよりかは、ジワジワと売上を伸ばしていた感じなので、知名度も含め根強いファンがいるのかは微妙なところなので、復刻版も出る可能性は低いのではないかと思います。
まとめ
てくてくエンジェルは、万歩計+液晶ゲーム玩具でハドソンから発売された。
デジモンやたまごっちと同じ路線のようで、健康志向強め方向性で、ゲーム要素はおまけ程度でしかなく、どちらかといえば万歩計の進化系という玩具。
爆発的なヒットとはなっていないが、約10年間で売上をコツコツ伸ばし、累計250万個の売上を記録している。
250万個というのは、当時たまごっちがブーム終息後に廃棄処分された数とほぼ同じ数で、たまごっちは最終的にこの在庫処分で45億円の損失報告をしている。
てくてくエンジェルは、知名度のわりに成功している玩具でもある。